春の新生活応援祭りvol.3 ~後衛アートフェス~

「マンションみどり春の新生活応援祭りvol.3  ~後衛アートフェス~」

【開催日時】5月4日(日) 11:00-18:00

【会場】マンションみどり 大阪府藤井寺市惣社2丁目5-22

【企画参加者】いとう、宇野 真太郎、岡本 風愉、川島 瑠保、小島 大地、開 知奈津、マンションみどり運営+Maud Hasaerts

【入場料】入場無料

「新生活の応援」をテーマに行うGWの恒例企画(にしようとしてる)も今年で早3回目です。昨年開催できなかった悔しさをバネに、今回は開催日数を二日から一日に"短縮"!!大阪・関西万博が開催中ということもあり、あらゆる催し事の気運が高まっている今、一日限定という縛りを設け、祭りとしての濃度の底上げを図りました。(実際はあまり関係ない)

万博といえば、前回1970年に開催された大阪万博の頃は、さまざまな前衛芸術家の動向が目を引いていたように思われます。しかし、前衛芸術が標榜していた反芸術的な(破壊的な)価値観は、政治的な分断やさまざまな対立の問題に晒されている現代において、あまり有効なものでなくなってしまっている気がします。

当時から55年経った現代では、前衛的でいようとするのではなく、あえて後方に下がって表現を考えてみてはどうか…このイベントの趣旨である「応援」というテーマにかこつけて、前衛ではなく「後衛」的にいろいろ試みてみると面白いのではないかと思い、今回のサブタイトル「後衛アートフェス」に至りました。

※ここでは「後衛」の意味をアバンギャルドの対比の「キッチュ」や大衆芸術的なものではなく、「応援って後方でするからどちらかと言えば『後衛』だよね」という意味で扱い、前衛との対比で表現の可能性を探るねらいがあります。

このイベントは、4月から新しい環境での生活が始まり、フレッシュな気持ちでいる皆様、そして特に新しい環境にはなっていないが気持ちだけはフレッシュに切り替えたい皆様方に向けて、「新生活の応援」を名目に、参加者の方々にこの場でしかやらないような新たな試みや、兼ねてからやりたかった企画などを実践していただくというものです。


【企画一覧・参加者略歴情報】


『伊藤光希の名刺をかんがえる』

いとう

2002年大阪府生まれ。展示をみるのがすきな生活者・求職者。身体を動かせる仕事をさがしている。


『トラロープと安全靴』

宇野 真太郎

2003 年 大阪府生まれ、京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)所属美術工芸学科総合造形コース4年。静物、ものを木彫という技法を用いて捉えようとしています。日々目にするモノや場、既存のイメージにはらむであろう情報を収集し、制作を行う。

二人展

2024 年「窓、湿気(hitting each other)」MEDIA SHOP(京都)グループ展

2024 年「窓、湿気(hitting each other)」MEDIA SHOP(京都)

グループ展

みずほ銀行京都支店 130 周年記念事業 展覧会

2025 年「Skeptically Curious:価値の変成をめぐる複数の試み」(京都)


『息をしている作って食べる音と記録と』

岡本 風愉

生活に欠かすことの出来ない身近なものに、人の生活・暮らしの痕跡が意図せず残ること、それを残すことに興味がある。その生活や暮らしの痕跡を縁どることをテーマに表現活動を続けている。


『たてものえがき』

川島 瑠保

1998年生 大阪府出身

2022年に京都精華大学芸術学部版画コース卒

2024年に京都市立芸術大学大学院美術専攻卒

主な個展に「Rettangolo」kara-S 京都市下京区

「Point of view Star」ギャラリー氵京都市上京区


『風呂にいる人』

小島 大地

2003年長崎県生まれ 京都市立芸術大学3年

周囲に起こっていて欲しい状況や出来事を実現するために制作する事が多い。最近は、飛び散ってままならない思考をまとめる手段として風呂の時間に活路を見ている。


『かたちにならないものたち〜綿の種まきワークショップ〜』

開 知奈津

2021年大阪芸術大学美術学科油画コース卒業

私が「育てること」から始める制作は、単なる素材の選択ではありません。

ひとりでつくっているようで、いつも綿や蚕や、静かな何かと一緒にいる気がします。

その感覚があることで、私はこの社会で、安心して生きていけるのです。


『5畳半のすゝめ』

みどり運営+Maud Hasaerts

Maud Hasaertsはベルギーの作家。3月より、マンションみどりの一室をアトリエ利用中。

0コメント

  • 1000 / 1000